日语阅读:何以至此?日本被世界认为是“可怜的国家”?
http://www.yinghuaedu.com 来源:英华教育(青岛)语言中心 发布时间:2013-04-27 15:27:51
日语阅读:何以至此?日本被世界认为是可怜的国家?以下的文章为您揭开日本的真像,为了工作而工作吗?家人和工作谁是第一位的呢?也许会令...
日语阅读:何以至此?日本被世界认为是“可怜的国家”?
以下的文章为您揭开日本的真像,为了工作而工作吗?家人和工作谁是第一位的呢?也许会令您发现意想不到的日本的另一面。
日本は治安が良くて、安全で、豊かで、規律がしっかりしている。
日本治安良好、安全、物质丰富、秩序井然。
東日本大震災の際には、あれだけの混乱の中でも、略奪などはほとんど起こらず、誰もが助け合いの精神をもっていた。そんなわれわれ日本人の態度は世界に称賛された。
东日本大地震时期,在如此混乱的状况下都未曾发生掠夺事件,人与人之间互相帮助,精神可嘉。我们日本人的这种态度,受到世界人民的称赞。
それに、不況だといっても、GDPは世界3位。こんな国が「世界一貧しい」などと言ったらバチが当たるかもしれない。
而且,就算经济不景气,GDP也列位世界第3。这样的国家还说是“世界上最贫穷的”,可能真会遭天谴。
しかし、私たちは今の暮らしが本当に豊かで幸せだ、と心から感じているだろうか?その問いかけに対する答えは『日本が世界一「貧しい」国である件について』(谷本真由美/祥伝社刊)の中にある。
但是,我们真的能从内心感受到现在的生活富足、幸福吗?对此疑问的回答,可在《关于日本是世界上最“贫穷的”国家》(谷本真由美/祥云社刊)一书中探寻。
日本社会に「生きづらさ」を感じている人たちは多い。仕事に追われ、組織に生活を捧げる。自分のための時間や家族と過ごす時間、さらには健康を犠牲にして忙しく働くサラリーマンは「社畜」と呼ばれる。働く人のうつ病や自殺も社会問題化している。若者は大学を出ても望む仕事にありつけず、将来に絶望している。
在日本社会中,感觉到“生活不易”的人很多,被工作压迫、为公司做贡献。没有私人时间、没有与家人共度的时间,甚至牺牲健康忙碌于工作的上班族,被称之为“社畜”。劳动者的抑郁症、自杀已成了社会性问题。年轻人即使大学毕业,也找不到理想的工作,对未来十分绝望。
そのうえ私たちは、「空気」を読むこと――日本社会の同調圧力の強さを感じて息苦しくなることがある。子どもはクラスメイトと同じような格好をし、同じ音楽を聴いていなければいけない。流行ものを身につけていないとモテない。大学生は新卒で就職しないといけない。上司より先に退社してはいけない。ママ友の会に付きあわなければいけない。老人会でさえ、いじめや仲間はずれがある。皆と同じこと、世間の「暗黙の了解」を守らなければ、爪弾きにされてしまうのだ。
再加上,我们要“察言观色”——日本社会要求“步调一致”的强大压力,更是令人喘不过气来。孩子们不得不和同班同学穿一样的衣服、听一样的音乐;不关注时尚就不受欢迎;大学生刚毕业不得不就业;不能比上司先下班;不得不参加“妈友会”;就算是老人会,也存在着欺负、分帮派的问题。大家都一样,如果不遵守那些世间所谓的“潜规则”,就会被排斥、被藐视。
経済協力開発機構(OECD)の「より良い暮らし指標」――日本では「世界幸福度ランキング」として知られるこの調査によれば、「生活に満足している」と答えた日本人は40%にとどまり、世界平均の59%を大きく下回った。「安全」で1位、「教育」では2位と、生活の水準は極めて高いのに、生活の質にかかわる「健康」「レジャー」「睡眠」などの項目はほぼ世界ワースト。日本人は、物質的に豊かであるにもかかわらず、肉体的・精神的には全く満ち足りていないのだ。
经济协助开发机构(OECD)的“良好生活指标”——根据日本的“世界幸福度排行榜”调查显示,回答“对生活满意”的日本人仅有40%,大大低于59%的世界平均水平。“安全”排第1,“教育”排第2,虽然生活水平极高,但与生活质量息息相关的“健康”、“娱乐”、“睡眠”等项目几乎都是世界最差。日本人民尽管物质丰盛,但完全没有达到身体、精神方面满足的需求。
こんな事実を突きつけられてしまうと、谷本氏の本のタイトルも、受け入れざるを得なくなる。
事实都摆在眼前,就不得不承认果真如谷本所著的这本书的题目一样。
著者の谷本氏は、日本生まれでイギリス在住の元国連職員。現在もロンドンの金融機関で情報システムの品質管理などに携わる。本書には、その経歴を存分に生かした、日本で暮らす日本人には見えてこない「世界の現実」が詰まっていた。
作者谷本生于日本,是居住于英国的原国连职员。现在就任伦敦金融机构情报系统的品质管理工作。这本书充分利用了她的这一经历,将在日本居住的日本人无法认识到的“世界的现实”全部展现。
たとえば、「家族や友人関係よりも仕事のほうが優先」という考え方は、日本ではあまり珍しくないが、谷本氏は、「日本の外でそんなことを言ったら、あなたは頭がおかしいのではないか?と言われる」とバッサリ切り捨てる。
例如,“比起家人与朋友,当然是工作优先”这种想法,虽然在日本十分普遍,但谷本毫不留情地说道“如果在日本以外的地方这么说的话,绝对会被认为是不是脑子有问题啊?”
「カローシ(karoshi)」という言葉は海外の辞書にも載っているのだそうだ。他にも、少子高齢化、社会保障問題、国の抱える莫大な借金、グローバル化への対応、それから東北の復興と原発事故の処理――。喫緊の課題が山積しているにもかかわらず、手つかずのままだ。
据说“カローシ”(过劳死)这一词汇在海外的辞典上也有记载。其他还有少子高龄化、社会保障问题、国家负担的巨大债务、全球化的对应、还有东北的复兴与原子能发电事故的处理——尽管各种紧迫的问题堆积如山,却任由其发展。
残念なことだが、そんなことばかりしている日本は信用を失い、影響力はどんどん低下している。海外の書店からは日本コーナーが消え、大学の日本学科は縮小・閉鎖。「日本のようにならないように学ぼう」という報道がされているという。そして日本は、もはや「かわいそうな国」とまで思われているのだ。
遗憾的是,存在众多问题的日本渐渐失去信用,影响力降低。海外的书店里日本专柜消失,大学里的日本学科逐渐减少,取消。据说还有报道称“要避免成为像日本那样的国家”。于是,日本已经快要成为“可怜的国家”了。
著者の指摘は痛烈で、できれば聞かなかったことにしたいものも多数ある。それでも、これからの日本で、もう少し幸せに生きていくためには、耳を傾けなければいけないことだろう。
作者的激烈指责,大多数人尽量假装没有听到。尽管如此,在今后的日本,为了让人们能更加幸福地生活下去,这样的声音是不可忽视的。